ふーふー吹いてもいいのです。
久々の音楽ネタ。このタイトル、サイトやブログの引っ越しを繰り返すたび、消しては書いての繰り返しですが、もう一度書いておこうと思います。リコーダーの楽しみ第一部というところですね。
初めてレコードで聴いたリコーダー音楽は、デイヴィッド・マンロウとフランス・ブリュッヘンの演奏。高校三年生の秋。音の出し方に耳が釘付けになりました。
それまで、リコーダーの発音と言えばタンギングの印象が強くて、「トゥートゥー」言わないとリコーダーでないみたいな、そんなふうに思い込んでいましたから。
学校教育が悪いわけではないし、ABS樹脂製リコーダー教材も限界があるから仕方ないのですが、過度にタンギングに頼って、息の量も速度も考えない画一的な発音をしていたと思います。
ところが、マンロウとブリュッヘンなど古楽器演奏の世界ではまるで違っていて、とりわけブリュッヘンの吹き方は独特でした。
今から考えるととても当たり前のことなんですが、息を入れて楽器を鳴らす。息をたっぷり太く吹くこともあれば、少しの息で細く吹くこともある。すばやく入れるときもあれば、そろりと入れることもある。その上、加速するときもあれば、減速することもありますね。
息が形となって見えること。他の木管楽器と同様、リコーダーにも当然そういう吹き方があるんだということに、改めて気づかされました。「ふーふー」吹いて初めて見えてくる豊かな世界。それがリコーダーの楽しみの原点だったように思います。

※メックのアルトリコーダー
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